MBAを学ぶことのメリットとは

日本国内のビジネスパーソンの間でMBAへの関心が高まっている理由として、以下のことが挙げられます。

技術の進歩やグローバル化により、

  • 1つの企業の中だけで培ってきた、これまでの知識や経験だけでは解決できない問題が増えた。

  • 環境の変化に対応するため、状況を的確に判断し、スピーディに意思決定することが求められるようになった。

  • そのために、より高度な専門的な知識と、論理的思考に基づいて実践する能力を体系的に取得する必要に迫られている。

MBAを目指すビジネススクール・専門職大学院は、まさに今、ビジネスに必要とされる能力を身につける学びの場となっています。

前例がない、経験したことがない――ビジネスの現場で、正しい答えを出すのが難しい局面に対峙したとき、より正しい経営判断に導いてくれるのが、MBAを取得する過程で鍛えた「自ら考え判断する力」です。MBAホルダーが評価されるのも、そのような実践力が期待されているからです。ビジネススクール・専門職大学院では、経営の専門知識を修得することはもちろん、事例研究やディスカッションを通して、経営者の視点で分析し、仮説を立てて検証していくプロセスを繰り返し、実務能力を高めてゆきます。

また多くのビジネススクール・専門職大学院では、MBAを学ぶためには社会人経験が必要とされているため、MBAを学ぶために集まってくる学生のほとんどは社会人です。
企業人や会計士、弁護士といった専門職、そのほか多様な分野に渡り、在籍中から学びを通して交流し、その豊かな人的ネットワークは、卒業後もかけがえのない財産となります。
BBT大学院には、企業に勤めるビジネスパーソンのほか、上場企業の社長や役員、事業家、政治家、会計士、医師、弁護士など、普段は出会えない人々が国境を越えて世界中から集まっており、“学生仲間”として交流ができます。学生仲間は、お互いに卒業後も研鑽しあう大切な仲間であり、良きビジネスパートナーとして長い付き合いになるでしょう。このようなネットワークは、MBAホルダーが持っている実践力を支えるものでもあるのです。

MBAで学べること

ビジネススクール・専門職大学院では、オーソドックスな言い方をすれば、経営資源であるヒト・モノ・カネにかかわるテーマを体系的に学びます。その知識をベースに、実務的な経営戦略を学ぶのがMBAです。基本的な科目構成は、世界レベルでほぼ標準化されています。

MBAの基本的な科目構成
ヒト(人的資源管理) 組織人事・組織行動論
モノ マーケティング・経営戦略
カネ(財務会計) アカウンティング・ファイナンス
情報 統計学・情報システム
経済学 マクロ経済学・ミクロ経済学

ビジネススクール・専門職大学院で実施されているMBAプログラムは、基本科目と専門科目に分かれていることが一般的です。基礎科目では経営者として必須の知識を体系的に学びます。専門科目では事例研究やプロジェクト研究など、より専門的な知識を養うカリキュラムが組まれています。
また必修科目と選択科目からなるプログラムで、必修科目で基礎を固め、自分の興味関心にしたがって選択科目を選ぶビジネススクール・専門職大学院もあります。

各校における特色あるカリキュラム例
・基礎科目が充実し、あまり知識のない段階から始められる。
・海外での仕事を意識した英語中心の授業が多い。
・事例研究やプロジェクト研究に重きを置いている。
・起業、創業、新規事業開発に役立つ科目がある。

自分の持っている知識や経験、学ぶ目的に照らし合わせて、自分に合ったスクールを選ぶことが大切です。またMBAの講師は実務家も多く、講師それぞれに得意な分野があります。どんな講師が担当するのか、といった情報も参考にしましょう。

MBAをBBT大学院で学ぶメリット

BBT大学院では、MBA取得は目的ではなく、手段と考えています。ビジネスの現場で本当に生きる問題発見能力・問題解決能力を鍛え上げ、実践的なスキルを身につけることが真の目的です。

① 双方向性の高いオンライン教育

BBT大学院は、24時間いつでもどこでも、今のキャリアを中断することなく、通信制オンライン(遠隔)教育方式でMBAを取得できるビジネススクール・専門職大学院です。通信制といえば、講義と、教授との添削のやり取りで進むイメージがあります。しかし当校では、通信制のイメージを覆す双方向性の高い通信制オンライン(遠隔)教育システムを使い、教授と直接議論を交わすことが可能です。

② 現在進行形の「生きた事例」で実践研究

当校では、過去のビジネス事例を取り上げるような、いわゆる一般的なケーススタディはほとんど実施しません。今まさに起きている現在進行系の企業事例・課題を取り上げ、学生自らが情報収集・分析を行うことで、問題解決力を実践的に養います。

③ ビジネスの最前線で活躍する教授陣

「何を学ぶか」も大切ですが、「だれから学ぶか」も重要な要素だと考えています。当校の講師陣は、国内や国外の第一線で活躍している実務家が殆どです。大前研一学長からは「経営戦略」「問題解決力」「イノベーション」などを学びます。豊富な経験と実践に即した指導で、「結果が出せる」ビジネスパーソンを育てます。

より詳しいBBT大学院の学びの特徴は、BBT大学院で学べることをご覧ください。

BBT大学院の本科コースとカリキュラム

BBT大学院は、経営上の難しい課題を解決できる一流のビジネスリーダーを育てることを目的としています。ビジネスにおいてグローバルな「共通言語」とも言える論理思考を養い、問題発見・問題解決のスキルを磨きながら、修得が求められる経営理論やコンセプトをカバー。同時に、これを実践で応用する機会を独自のカリキュラムの中に最大限盛り込んでいます。

単科生(科目等履修生)制度のご紹介

MBAを取得できる本科のほかに、1科目から学べる単科生制度を設けています。単科生制度では、本科生とともに学び、取得した単位は本科に入学した際に、履修済み単位として認定されます。

時間がないので特定分野だけ学びたい方、MBAプログラムを体験してみたい方、時間をかけて段階的に本科に入学する前のトライアルとして学びたい方などが利用されています。

MBAのいま

日本国内では、海外への事業展開、国境を越えたM&A、新興国との競争といったグローバル化の中で、「国際標準」としての経営スキルを体系的に学べるMBAが注目されており、経営の体系的知識や実践的スキルを身につけた人材の需要は増しています。
また、新興国でも急速な経済成長を支えるため、経営知識やマネジメントスキルを身に付けることができるMBAへのニーズが高まっています。
MBAが求められているのは、世界的な流れと言えるでしょう。

現在、日本国内の多くの企業で生涯雇用制度が見直されています。
これまでは「長年ひとつの会社に勤める」ことが評価されてきました。
しかしビジネス環境の変化のスピードについていくためには、対応できる人材が必要になります。
社内にいなければ、「MBAホルダーなど優秀な人材を、社外から積極的に招く」ことも増えます。

MBAで学んだことは、現在の職場で活かし、経営課題を解決し、会社の成長とともにキャリアアップしてゆくための武器となり得ます。
欧米ではMBAホルダーであるということが、転職や昇進への武器となっていますが、日本国内でも見直されはじめています。

MBAの取得を年齢の観点から見てみると、日本国内、とりわけBBT大学院では30~40歳代の方が中心となっています。
30~40歳といえば、プロジェクトを任されたり、経営に関わる機会が増えてくる時期です。
技術職や研究職といったスペシャリストも、キャリアを積むに従い、この仕事でどう会社の発展に貢献できるか、という経営者視点を求められます。
より深い経営知識を鍛える必要を感じて、MBA取得のためにビジネススクール・専門職大学院への入学を決める方が多いと考えられます。
また海外勤務を経験した人ほど、現地で相手に納得してもらうためには論拠を持たなければならないことを実感する方が多くおられます。

国内企業では、これからますます海外へ向けて事業展開が進むでしょう。
責任あるポジションを任される人材には、高いコミュニケーション力や判断のスピードが求められます。
最短2年で必要なスキルを修得できるMBAは、向上心あるビジネスパーソンには、効率的な自己投資と映っているようです。

BBT大学院で学ぶ20代の方々は、早いうちに実力を付けたい、OJTでは限界を感じる、将来起業したい、など様々な動機でMBAにチャレンジしています。

近年、海外のビジネススクールでは、起業のためのコースが設けられています。
開拓者精神を持った起業家の育成は、BBT大学院の教育目標のひとつです。
BBT大学院のカリキュラムは、将来、新規事業の起ち上げを目指す人や、創業を支援するコンサルタントからも支持されています。