編集部posts 2020年9月17日

MBAを取得できる大学院(経営大学院)の選び方は? 選ぶ際に確認したい10のポイントを紹介!



執筆:mbaSwitch編集部

MBAを取得できる大学院(経営大学院)の選び方は? 選ぶ際に確認したい10のポイントを紹介!

「経営の深い知識を身につけたい」「課題解決能力を高めて今よりも結果を出したい」など、自己を成長させたいビジネスパーソンの選択肢として、MBAを取得できる大学院で学ぶという選択肢があります。

経営大学院(ビジネススクール)は世界30か国以上に存在し、全世界に約16,000校あるといわれています。
国内だけでなく世界中から経営大学院を選ぶとなると、この膨大な数から最終的に一校を選ぶことになります。大学院の選択肢が多すぎて「どの大学院に行けばよいかわからない」と迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。

それでは、経営大学院はどのように選べばよいのでしょうか? 本記事では、経営大学院選びのポイントをご紹介します。


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MBAとは? 経営学修士/経営管理修士取得に際して学べること

MBAとは? 経営学修士/経営管理修士取得に際して学べること
MBA(Master of Business Administration)とは、企業の経営に役立つ実践的な戦略やマネジメントなどを学問として修得したことを認証する学位です。日本では「経営学修士/経営管理修士」と訳されます。

MBAプログラムは、研究者育成ではなく、ビジネスパーソンの実践的な知識やスキルの養成を教育の主軸に置いています。経営実務に必要な専門知識として、マーケティング、ファイナンス、人的資源管理などの科目の学習に加え、ビジネス現場で活躍するための論理的思考力などのスキルを身につけられます。

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経営大学院の選び方のポイントで特に重要なのは「実践かアカデミックか」

経営大学院の選び方のポイントで特に重要なのは「実践かアカデミックか」
新型コロナウイルスの感染拡大により、新しい生活様式や働き方が模索されています。これまで以上に先行き不透明で、変化が激しい時代のビジネスを生き抜くには、問題発見・解決能力をはじめとした、答えのない問題へアプローチできる力が必要です。

経営大学院でMBAを取得する目的は、「変化の多い経済環境下であっても結果を出したい」、「現在の会社で中間管理職からさらにキャリアアップしたい」、「経営全般の視点を身につけたい」、「起業するための知識とスキルを養いたい」など、人によってそれぞれです。

まずは、「なぜ経営学をを学び、MBAを取得したいのか?」を書き出し、最も重要な目的は何かを明確にしておきましょう。その上でさまざまな観点から大学院を比較・検討することで、自分の目的に合った大学院を選べるはずです。

経営大学院を選ぶ際に大切な視点を後ほどまとめてご紹介しますが、その中でも特に重要なのは、「実践寄りなのか、アカデミック寄りなのか」という視点です。どの経営大学院でも経営学を学ぶため、アカデミックな面はありますが、実践力も高められるかどうかは大学院ごとに差があります。

せっかくMBAを取得しても、知識を増やすだけに留まってしまっては、その後の自分の人生や仕事、キャリアに生かすのは難しいでしょう。知識を深めたり、研究に注力したりすることも大切ですが、その先に使える実践力も身につけることができるプログラムになっているか、しっかりと見極めましょう。

BBT大学院は実践重視

BBT大学院は実践重視
本校(ビジネス・ブレークスルー大学大学院。以下BBT大学院)の授業は、100%オンラインで実施されるため、自分のペースで学習を進められます。

新しいビジネスを創造できるイノベーション人材の育成に力を入れており、経営者視点を得て、課題を発見し解決できる能力を高めるための学習や訓練に特徴があります。

「ビジネスの世界で使えるMBA」、つまり今後のビジネスに生かせる実践的なスキルアップを重視し、オンラインだからこそできる、アウトプット・インプットの質の高さと量の多さで、より深い学習を提供しています。

ビジネス関連の書籍を読めば知識は得ることはできますが、それだけで実践できる力が身につくことは少ないでしょう。ビジネス現場で活躍する際に経営の知識はもちろん必要ですが、それ以上に重要なのは学びを生かして実践できることです。

たとえば、経営学がわかることと、ビジネスを興し成長させられることは違います。また、財務諸表が読めることと、財務改善ができることも違いますし、マーケティングフレームワークを知っていることと、フレームワークを使い成果を出せることも違いますね。このように、「知識がある」ことと「知識を使える」ことは全く別物なのです。

そのため、BBT大学院では、24時間365日好きなタイミングで受講できるオンデマンド式の講義でインプットし、日々のディスカッションや毎週のケーススタディを繰り返し、最終的に卒業研究で実現性の高いビジネスプランを創っていくことで、実践力に長けたビジネスリーダーの輩出を目指しています。

テキストベースのディスカッションでは、多様な意見をもとに自分の考えを整理し、主張をする能力が身につきます。

卒業研究では、企業の問題解決や新規事業開発、学生自身の想いに基づくビジネスプランなどを研究テーマにし、ビジネスの第一線で活躍してきた実務家教員からのフィードバックを受けながら、集大成となる学びを深めていきます。

経営大学院を選ぶポイント

経営大学院を選ぶポイント
MBAを取得する目的を明確にできたら、さまざまな経営大学院を調べてみましょう。
大学院を選ぶ際には、次のチェックポイントを確認するのがおすすめです。


経営大学院選びのポイント10

1. 国内or海外/英語or日本語(授業で使う言語)

まずは、国内の経営大学院なのか、海外の経営大学院なのか、という点をチェックしましょう。国内でも海外でも、経営学を学ぶことは同じなので、カリキュラムの種類や内容はそこまで変わりません。

一番の違いは学ぶ環境です。現在国内に住んでいる人が海外で学ぶ場合、一度仕事を中断し、海外に住むことになります。海外の経営大学院はフルタイム(平日の日中、5日間など)のプログラムが多いため、在校中はMBAの学習中心の生活となります。

もうひとつの大きな違いとしては、授業で使用する言語です。海外の経営大学院では、基本的に英語を使用します。一方で日本の経営大学院では、授業で日本語を使用することが多いです。

ただし、国内の経営大学院でも、すべて英語で授業をするMBAプログラムも存在します。すでに一定以上の英語力があり、さらに英語力を磨いていきたい、海外での転職を考えているなどの目的から国内で英語を使って学びたい方は、そのような英語のプログラムを選択しましょう。

2. 通学制or通信制(オンライン)

続いて検討したいのが、通学制か通信制(オンライン)か、という点です。
多くの大学院では通学制を採用していますが、オンラインで学ぶプログラムを提供している大学院(以下、オンラインMBA)もあります。

オンラインMBAの最大のメリットは、地理的な制限がないことです。自宅や職場から通える範囲に経営大学院がない場合でも、オンラインMBAであれば受講できます。好きな場所で学べたり、通学時間を節約できたりするため、多忙な方にもおすすめです。

また、海外の経営大学院のオンラインMBAなら、国内に住みながら海外の経営大学院で学ぶこともできます。

3. 学費・奨学金

学費は大学院ごとに異なり、私立よりも国立のほうが安い傾向、通学制よりも通信制(オンライン)のほうが安い傾向があります。まずは、学費に充てられる金額を把握し、予算内で通える大学院を探すようにしましょう。

奨学金や給付金、補助金などの制度を活用して、学費を抑える方法もあります。大学院独自で学費のサポート制度を導入していることもあるので、確認してみましょう。

4. アカデミック寄りor実践寄り

先ほどご説明したように、MBAプログラムは研究者育成のためのものではありません。経営学の知識をしっかり学んだうえで、知識を実際のビジネス現場で活用できる実践力まで鍛えられるかどうか、チェックしましょう。

実践寄りの経営大学院かどうか確かめるには、カリキュラムの内容を見てみるのがひとつの方法です。たとえば、講義中心なのか、ケースメソッドやディスカッション中心なのか、といった視点でいくつかの経営大学院のカリキュラムを比較してみましょう。よりケースメソッドやディスカッションに力を入れている大学院のほうが実践寄りだといえます。

また、MBAを取得する目的によって、「アカデミックな内容も実践的な内容も、どちらもバランスよく学びたい」「実践に比重を置いて学びたい」といった違いが出てきます。カリキュラムを比較して、各大学院のアカデミック/実践のバランスを確認してみましょう。

5. 教員陣の特色

大学院によって、教員陣にも特色があります。たとえば、専任教員と兼任教員の比率や、実務家教員が多いかどうかなどの視点から、大学院ごとのカラーが見えていきます。

実務家として活躍していた、もしくは現役で活躍している教員の割合が多いほど、より実践力の育成に注力している大学院だとみることができます。

また、外国人の教員が多ければ、グローバル感覚の養成や英語力アップなどに力を入れていると予想できます。

6. 学び続けるためのサポート


経営大学院では、教員やクラスメイトだけでなく、教務スタッフやティーチングアシスタントとも関わりがあります。より学びを充実させ、高いモチベーションを保つためには、教務スタッフやティーチングアシスタントのサポートも重要です。一人ひとりの学生に真摯に向き合い、柔軟な対応を行ってくれるかどうかも確認しておきましょう。

7. 主要科目以外の充実度

経営に必須となるマーケティング、アカウンティング&ファイナンス、経営戦略、組織人材マネジメント、論理的思考力、リーダーシップなどは、主要科目としてどの経営大学院でも学べます。

主要科目以外に企業家精神を養う科目やグローバル人材として活躍するための科目など、大学院独自に行っている科目に注目していましょう。主要科目以外の充実度が高いほど、これからの時代を見据えた人材育成を目指したプログラムであるといえます。

8. 修士論文の有無

経営大学院の場合、大学院修士課程か専門職大学院かによって、MBA(修士号)の取得に修士論文が必要かどうかは異なります。
大学院修士課程の場合は、MBA取得の条件として、修士論文の提出が求められます。

専門職大学院では、修士論文の提出が必須となるかは大学院ごとの判断に委ねられており、修士論文がない場合もあります。なぜなら、修士論文が必須となると、論文を完成させることを優先してしまい、ディスカッションやケーススタディといった実践的な授業にしっかり取り組めないことが懸念されるからです。

あるテーマを深く掘り下げて研究したいならば、修士論文がある大学院を、より実践的に経営に関する知識・スキルを養いたいならば修士論文がない大学院が適しているといえます。修士論文がない大学院では、事業計画書や企業の問題解決などをテーマにした卒業課題が課されることがあります。その場合、卒業課題をきっかけに社内提案したり起業したりと、その後のビジネスにつながるケースもあるようです。

9. 学生の年齢層や属性

学生の年齢層や属性からも、大学院の特徴がわかります。経営大学院には20代から50、60代まで幅広い年代の方が通っていますが、たとえば、若い世代の学生は起業やキャリアチェンジが目的の人が多い、50~60代の学生はセカンドキャリアのために学ぶ人が多いなどの傾向が見られます。

学生の所属する業界や職種、役職といった属性の特徴を知ることで、多様性のあるクラスで学べる、起業や経営経験のあるクラスメイトとも議論ができるなどのメリットがあるかどうかを予想できます。

10. 修了生の活躍

修了生がどのような活躍をしているのかも経営大学院選びのポイントです。卒業後に活躍する修了生が多いほど、その大学院での学びが実践的で、成長できる環境だとみることができます。また、自分の夢や目標に近いことをすでに達成している修了生がいるかもしれません。

大学院によって、在学中だけでなく、卒業後にもOB・OGのネットワークづくりをサポートしてくれるところもあります。卒業後にクラスメイトと共に起業したり、OB・OGの人脈から新しいビジネスに発展したりと、ネットワークづくりは経営大学院のメリットの一つです。生涯学び続ける仲間になる可能性もあるので、学生や修了生のコミュニティに入りたいかどうかもチェックしておきましょう。

MBA(経営大学院)選びの参考になるランキング

MBA(経営大学院)選びの参考になるランキング
特に、海外の経営大学院を選ぶ際に活用できる情報のひとつに、MBAランキングがあります。まずは、代表的なMBA世界ランキングと算出方法をご紹介します。

MBAランキングとは?

MBAランキングは、世界の評価機関やビジネス誌、経済新聞などが毎年発表しているもので、MBA取得後の収入の上昇率や就職率、カリキュラムの質などの評価基準から大学院の質を総合的に評価し、順位付けを行うものです。

有名なMBAランキングは次の5つです。

・「QS World University Rankings: Global MBA Rankings」
・「Full time MBA ranking」
・「Global MBA Ranking」
・「Best B-SCHOOLS」
・「Best Business School」

「QS World University Rankings: Global MBA Rankings」は、英国企業Quacquarelli Symonds(クアクアレリ・シモンズ)社が行っているMBAランキングです。
クアクアレリ・シモンズ社は1990年に設立された世界の高等教育機関の分析を専門とする企業で、2004年より「QS World University Rankings(QS世界大学ランキング)」と呼ばれるグローバル視点のランキング結果を刊行物として毎年発行しています。この「QS World University Rankings」は、世界中で参考にされている大学ランキングだといわれています。

「Global MBA Rankings」の2020年版では、「雇用主による卒業生の評価と就職率」が最も重要な指標とされていました。指標の内訳は次の通りです。

Employability(雇用主による卒業生の評価と就職率):40%
Entrepreneurship and Alumni Outcomes(起業家精神と卒業生の活躍):15%
Return on Investment(投資利益率):20%
Thought Leadership(牽引性の高い研究成果):15%
Class & Faculty Diversity(学生と教員の多様性):10%

「Full time MBA ranking」は、国際政治や経済を中心に扱うイギリスの週刊新聞『The Economist(エコノミスト)』紙が実施しているMBAランキング、「Global MBA Ranking」は、イギリスで発行されている日刊経済紙『Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)』によるMBAランキングです。

「Best B-SCHOOLS」は、アメリカのビジネス雑誌『Bloomberg Businessweek(ブルームバーグ ビジネスウィーク)』が毎年発表しているMBAランキングです。
2019~2020年に実施されたBest B-SCHOOLSの特徴は、全世界のMBA大学院131校を調査し、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、アジア太平洋の 4地域ごとのランキングを行っている点です。

Best Business Schoolは、アメリカの時事解説誌『U.S.News&World Report (USニューズ&ワールド・レポート)』のMBAランキングで、1983年から大学ランキングを開始し、現在も「US News Best Colleges」で国立大学、地方大学、エンジニアリング・プログラムなど、さまざまなカテゴリー別のランキングを毎年行っています。

USニューズ誌による2021年版MBA大学院ランキングでは、2019年秋と2020年初旬に調査を実施し、調査対象校は世界的な国際認証機関AACSB(The Association to Advance Collegiate Schools of Business)の認定を受けた477校でした。調査対象校のなかから十分なデータが集まった131のMBA大学院上位4分の3のランク付けを行いました。

ランク外の大学院や、十分なデータが集まらずランキング対象外となった大学院を含めた全477校の調査結果を公開しているため、各大学院の情報収集にも役立ちます。

そのほかのMBA世界ランキングとしては、フランスのコンサルティング会社「Eduniversal」が9つのエリアごとにランク付けする「The Eduniversal Best Masters ranking」などがあります。

また、世界的な経済誌であるアメリカの『Forbes(フォーブス)』の「The Best Business Schools」や、世界企業の売上高ランキング「フォーチュン・グローバル500」でも毎年注目されるアメリカの経済誌『Fortune(フォーチュン)』による「MBA Rankings」ではアメリカのMBA大学院のランキングを毎年行っています。

複数のMBAランキングを参考に

MBAランキングは「入学の難易度(いわゆる偏差値)で評価されている」「ランキング上位のほうが卒業後の収入が多い」などと誤解されることがありますが、実際には、できるだけ正確な結果になるよう、多様な指標(評価基準)を設けてランキングポイントを算出しています。

さきほどのご紹介した5つの主要MBAランキングでは、どれも多様な指標から総合的な順位付けを行っています。

しかし、これらのランキングはあくまでも「総合的な」評価ですので、経営大学院を選ぶ際には、まずは自分がMBAを学びたい目的を明確にし、その目的に合った大学院を探すようにして、ランキングは参考程度にすることも大切です。

総合ポイントだけでなく、各指標におけるポイントとランキングを発表しているところもあります。

たとえば、イギリスのQuacquarelli Symonds社が調査・発表する「QS Global MBA Rankings」では、「Employability(雇用主による卒業生の評価と就職率)」「Entrepreneurship and Alumni Outcomes(起業家精神と卒業生の活躍)」「Return on investment(投資利益率)」「Thought Leadership(牽引性の高い研究成果)」「Class & Faculty Diversity(学生と教員の多様性)」という5つの指標を中心に算出されたランキングと各ポイントが発表されています。

日本語でも「雇用され得る能力」を指す「エンプロイアビリティ」という用語がありますが、「Employability」という指標では、グローバル企業に対して「この大学院の卒業生を採用したいか」を尋ねた結果をポイント化しています。このランキングで最も重要視される指標です。

エコノミスト紙の「Global MBA Rankin Global MBA Ranking」でも、ランキングを公表しているサイトで、さまざまな条件下でのランキング結果や指標ごとの評価値を見ることができます。たとえば、絞り込みできる条件には「3年間の平均ランク」や「卒業後3か月以内に就職した割合」、「女性の教員/学生の比率」、「キャリアサービス」、「CSRランク」などがあります。

このように、ランキングによって指標やその指標の重要度は異なります。実際、同年に調査された総合ランキングの結果を比較してみると、順位やランクインしている大学院に違いがあることがわかります。



出典:Quacquarelli Symonds「QS Global MBA Rankings 2020」



出典:The Economist「Full time MBA ranking 2020」




出典:Bloomberg Businessweek「BEST B-SCHOOLS RANKINGS 2019–20」より作成





出典:U.S.News&World Report「2021 Best Business Schools」


ひとつのランキングの評価に頼らず、さまざまなMBAランキングを参考にするようにしましょう。

日本のMBAの世界ランキングは?

日本のMBA大学院は世界のMBAランキングに入っているのでしょうか?
イギリスの週刊新聞『The Economist(エコノミスト)』による「Full time MBA ranking」2019年版では、国際大学のMBAプログラムが世界94位にランクインしています。日本でのランク入りは国際大学のみで、地域別のランキングでは、アジア内で6位という評価を得ています。

このランキングは、総合ランキング以外の指標でもランキングク付けを行っています。おり、国際大学は世界ランクにおいて、「学生の質」は45位、「修了生の国際性」では46位、「修了3か月後の就職率」では8位を獲得しました。

「QS Global MBA Rankings」2020年の結果では、残念ながらトップ100に国内MBA大学院は入っていませんでした。
しかし、地域をアジアのみに絞ると、日本の大学院は25位までに3校が入っています。





出典:Quacquarelli Symonds「QS Global MBA Rankings 2020」


フランスのコンサルティング会社Eduniversalの「The Eduniversal Best Masters ranking」では、国内の経営大学院はどのような評価なのでしょうか。

このランキングでは、まず、量的・質的な基準から選定されたMBA大学院を選定します。続いて、選ばれたMBA大学院を国際的な基準に基づいた「Palmes of Excellence」と呼ばれる5段階のレベルに分類します。このレベル分けは国ごとに行われています。

それぞれのレベルには次のような基準があります。

レベル5:グローバルな影響力の強いユニバーサルビジネススクール
レベル4:国際的に大きな影響力を持つトップビジネススクール
レベル3:国際的な影響力を強化する優れたビジネススクール
レベル2:地域に強い影響力を持つ優れたビジネススクール
レベル1:地元の影響力が大きいビジネススクール

2019年の調査では国内の経営大学院の結果は以下の通りでした。
(同じレベル内ではランクが高い大学院から並べています。)

https://www2.ohmae.ac.jp/Dynamic_LP.html

地域別のMBAランキング

国や地域ごとのランキングもご紹介します。
まずは、ランキングトップ校が世界でもっとも多いアメリカのMBAランキングです。
ブルームバーグ ビジネスウィークの「BEST B-SCHOOLS RANKINGS 2019–20」の結果をもとに、20位まで掲載します。




出典:Bloomberg Businessweek「BEST B-SCHOOLS RANKINGS 2019–20」


アメリカ独自のMBAランキングは、経済誌『Forbes(フォーブス)』の「The Best Business Schools」や、同じく経済誌『Fortune(フォーチュン)』による「MBA Rankings」でも実施されています。

続いて、カナダ国内で上位5位にランクインした経営大学院をご紹介します。




出典:Bloomberg Businessweek「BEST B-SCHOOLS RANKINGS 2019–20」


アメリカに次いで多くの国がランクインしている、ヨーロッパの結果も見ていきましょう。
「BEST B-SCHOOLS RANKINGS 2019–20」によるヨーロッパのMBA大学院の10位までの結果です。スイス、フランス、イギリス、イタリア、スペイン、ドイツと6つもの国がトップ10に入りました。




出典:Bloomberg Businessweek「BEST B-SCHOOLS RANKINGS 2019–20」


日本に近い、中国と香港、韓国、シンガポールのMBAランキングも見てみましょう。
「QS Global MBA Rankings 2020」で世界ランク200位以内に入った各国の大学院は次の通りです。



出典:Quacquarelli Symonds「QS Global MBA Rankings 2020」



出典:Quacquarelli Symonds「QS Global MBA Rankings 2020」



出典:Quacquarelli Symonds「QS Global MBA Rankings 2020」



出典:Quacquarelli Symonds「QS Global MBA Rankings 2020」

自分に合った大学院を選んで、活躍するビジネスパーソンに!

[id=”attachment_2377″ align=”alignnone” width=”2104″]自分に合った大学院を選んで、活躍するビジネスパーソンに!

前半では、MBAランキングの基本的な情報から、さまざまな世界MBAランキングの特徴、ランキングの作成方法をご紹介しました。

MBAランキングは「卒業生の平均年収の高さで決まる」「入学の難易度を表している」などと誤解されることがありますが、ここでご紹介してきたような世界中で参考にされているMBAランキング企業が正式に発表しているMBAランキングでは、多様な複数の評価指標からを用いて、総合的な視点で厳密な調査のもとにランク付けを行っています。


MBAランキングは「卒業生の平均年収の高さで決まる」「入学の難易度を表している」などと誤解されることがありますが、実際にはそうではなく、多様な指標を用いるランキングの算出方法からもわかるように、MBA大学院の価値は単純に計算したり比較したりすることはできません。

また、人によっても「優れたMBA大学院」は異なります。自分がMBAでどのようなことを学びたいのか、MBA大学院に通う目的は何かなどを明確にしたうえで、MBAランキングを参考にするとよいでしょう。

ランキングごとに、それぞれの評価指標が占める割合も異なります。各ランキングの評価指標とその内訳を確認し、自分が重要視する指標の割合が大きいランキングを参考にするのがおすすめです。指標ごとのランキングも大学院選びの際に参考になります。

実践力を高めたいならBBT大学院へ!

実践力を高めたいならBBT大学院へ!
日本で経営大学院を検討される場合は、国内初・最大級規模のオンラインMBA「ビジネス・ブレークスルー大学大学院」(以下、BBT大学院)をおすすめします。

BBT大学院の卒業生数は延べ 1,367名(2020年9月時点)で、日本に限らず世界35か国に卒業生がいます。

最新のオンライン学習プラットフォームを活用し、今の時代、どの企業も必要としている「新しいビジネスを創れるイノベーション人材」の育成にフォーカスした、実践型MBAプログラムを提供しています。

BBT大学院では、15年前から使用し常に進化を続けている、独自のオンライン学習プラットフォーム「AirCampus®」を活用し、オンラインならではのインプットの効率化、アウトプットの質の高さを実現。学んだ知識やスキルを実践の場で使いこなせる「使えるMBA」の取得をサポートします。

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