編集部posts 2020年10月29日

【MBA・ビシネス用語】差別化戦略とは? 企業の事例も紹介

【MBA・ビシネス用語】差別化戦略とは? 企業の事例も紹介



執筆:mbaSwitch編集部

「差別化戦略」を行うことで、自社の商品やサービスを価格以外の強みで打ち出すことができます。価格競争が激化している近年では、商品やサービスの「差別化」を生み出せるスキルが今まで以上に求められます。

この記事では、差別化戦略の基本的知識やメリット・デメリット、差別化戦略の具体的な事例などを解説します。


https://www2.ohmae.ac.jp/Dynamic_LP.html

1.差別化戦略とは?

差別化戦略とは?
「差別化戦略」とは、他社や他商品・サービスとの差別化を行い、競争の優位性を実現する戦略のことです。経営学者のマイケル・ポーターが著書『競争の戦略』の中で提唱した「競争優位性の戦略」のひとつとして取り上げたことで、多くの人に知られました。

差別化を行うことで、他社にはないメリットを見出して、価格以外で戦うことができます。

2.差別化戦略のメリットとデメリット

差別化戦略のメリットとデメリット
差別化戦略は、多くの企業で使われている有効な経営戦略ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。それぞれ紹介していきます。

差別化戦略のメリット

差別化戦略のメリットは、競合との価格競争を避けることができる点です。
コストを下げると利益率も下がるので、価格競争はリスクのある戦略だといえます。しかし、差別化を行うことができれば、付加価値をつけて価格競争をせずに商品やサービスを他社よりも優位に提供できます。

ブランドイメージをユーザーに認識してもらうことも差別化戦略のひとつです。ブランド戦略を行うことで、マーケティングにもつながります。

差別化戦略のデメリット

デメリットは、付加価値を出すことで価格を調整する必要が出てくることです。

付加価値のために原材料を変更したり、新しく開発したりすると、既存品よりも原価が高くなり、価格も上がってユーザーのニーズを満たせなくなるリスクがあります。

3.差別化戦略のための「USP」とは?

差別化戦略のための「USP」とは?
差別化では、自社の「強み」を見つけることが必要です。マーケティング用語である「USP」は、今まで気づいていなかった自社の強みを発見し、拡販につなげる際に活用できます。
USPの基本的な知識を紹介します。

USPとは

「USP」は、「Unique Selling Proposition」の略です。「Proposition」には、提案などの意味があります。つまり、他社にはないユニークな自社の強みをアピールすることで差別化を図り、販売に繋げる戦略です。

商品の値段が安い、質が高いだけではなく、顧客に一番優れていると思わせるための手法がUSPです。

USPを使って戦略を立てるためには、2つのポイントがあります。

1. 自社の商品やサービスが優れているメリットを提案すること
2. 自社の利点が、他社にはない独自のものであること

商品は黙っていても売れることはないので、顧客へ積極的にアピールすることで他社との差別化を強調することができます。

https://www2.ohmae.ac.jp/Dynamic_LP.html

4.差別化戦略の事例

差別化戦略の事例
具体的なイメージを掴んでいただくために、差別化戦略で成功している事例を紹介します。

銀だこ

株式会社ホットランドが運営する「銀だこ」は、たこ焼き屋の中で圧倒的な売上を誇り、唯一上場しています。たくさんのたこ焼き屋がある中でこれだけ成功しているのは、差別化が確立されているからです。

ホットランドは世界中で原料を調達し、加工、流通までを自社で完結しています。さらに、国内の水産研究所において、真だこの研究も行っています。

銀だこでは、専用の機械工場で主力機械を開発して、たこ焼きを製造しています。それにより独自の味を作り出しています。

このように、調達、製造・加工、流通といった川上を押さえることで、他社との差別化を図っています。

レッドブル

ブランディングの差別化で成功している例として、エナジードリンクの「レッドブル」があります。

ほかのエナジードリンクや栄養ドリンクが、成分を商品の主なスペックとして売り出しているのに対して、レッドブルは「翼をさずける」というコンセプトだけを打ち出し、ブランドメッセージを伝えています。

また、スポーツのスポンサーになり選手たちと共に盛り上げるムードをつくっているのも差別化戦略の1つです。

東京ディズニーランド

株式会社オリエンタルランドが運営する「東京ディズニーランド」でも、差別化戦略が行われています。

ホテルなども含めた東京ディズニーリゾート全体にいえることですが、ディズニーランドでは徹底したサービスが行われており、スタッフも自発的に対応できるよう教育されています。

ディズニーランドのスタッフはファンが多いことで有名で、スタッフ自らがディズニーの世界に入り込み、ブランドイメージを体現しています。これによりディズニーランド独自のストーリーなどを生み出し、訪れる人たちを魅了しています。

5.全世界どこでも学べるビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?

全世界どこでも学べるビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)とは?
自社や競合の強みや弱みなどを分析して差別化を図り、実際のビジネスに生かすためには、知識だけでなく訓練も大切で、社会人になってからも学び続ける必要があります。

しかし、「仕事に関する学びを深めたいけど、何から始めればいいのかわからない」「自己流で学び始めたが、難しくて思うように進まない」などの悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

ビジネスで使える知識やスキル、実践力を身につけるために、経営大学院で学ぶ方法があります。経営大学院で学ぶことで、MBAを取得でき、今後のキャルアップにつなげることが可能です。

経営大学院で学ぶ場合、海外に留学するか、国内の大学院に通学するかの2つの選択肢に加えて、最近では「オンラインMBA」という3つ目の選択肢もあります。しかし、実際仕事を続けながら学習を続けることは大変なことです。

仕事を続けながら学習を続けるには、自分の時間で学習でき、学習の場所を選ばなくてよいことが重要です。

それらの条件を満たしている経営大学院のひとつに、全世界どこでも学習できる、ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)があります。

国内初・最大級のオンラインMBA「ビジネス・ブレークスルー大学大学院」

BBT大学院の特徴を3つ紹介します。

いつでもどこでも学習できる
1つ目の特徴は、どこにいても時間を選ばずに学習が続けられる環境が整っていることです。仕事を続けながら学習をする場合、突然の出張や残業などもあり、毎週平日の夜に決まった時間を確保することが難しい人も多いのではないでしょうか。

そんなときに、100%オンラインで学べるBBT大学院がおすすめです。

講義映像がオンデマンド式で配信されるため、通勤電車の中などの隙間時間を使って学習を続けることができ、仕事、趣味や家庭などと両立することも可能です。

ビジネス現場で使えるスキルが学べる
2つ目の特徴は、実際のビジネス現場で活用できる実践的な授業です。知識の習得が中心の経営大学院もありますが、BBT大学院では実践で使える授業がメインです。

たとえば、独自の教育メソッドである「RTOCS(アールトックス)」というプログラムがあります。RTOCSは、現在進行形で起こっているビジネステーマについて、「もし自分が〇〇のリーダーだったら」などと仮定して、今後の方策や解決策を1週間で考えて発表するケーススタディです。

リサーチにも時間をかけて自分なりの結論を導き出すことで、ファクトベースで議論する力が身につきます。

充実したサポートでオンラインでも学習が継続できる
3つ目の特徴は、学習が続きやすいサポートが充実していることです。BBT大学院では、85パーセント以上という高い修了率を誇っています。

国内初・最大規模のオンライン大学院である当校では、オフラインイベントを定期的に開催したり、教員やTA(ティーチング・アシスタント)が学生ひとりひとりのサポートを親身に行うなど、学習サポートに注力しています。

6.スキルを身につけて活躍できる人材になりましょう!

スキルを身につけて活躍できる人材になりましょう!
コロナウイルス感染拡大の影響もあり、変化が激しく予測不可能なビジネス環境ははますます厳しいものになっています。

さらに、今後は「ウィズコロナ」の生活が長期化すると予想され、ポストコロナ時代はこれまで以上に激動の時代になるはずです。こんな今だからこそ、時代に合った知識やスキルを身につけ、実践の場で使える力が求められます。

自分を成長させたい人は、世界で通用する実践力が身につくBBT大学院で学んでみませんか。

BBT大学院では、毎週オンライン説明会を開催しております。説明会は少人数制にして、一人ひとりの疑問や不安を十分に取り除けるようにしています。


個別相談も随時行っているので、お気軽にご相談ください。